日経新聞のおくやみ欄には、企業家などの要人の訃報が、毎日掲載されている。
多くは大斎場で行われる告別式だが、まれに有名ホテルを使った立食形式の「お別れの
会」も開かれる。これ、参列者が多いだけに、スーツを着て行けば、招待状がなくても簡単に受付を抜けて、会場に潜り込めてしまう。
念のため、1000円ほどを香典袋に入れて持って行けば安心だし、仮に受付が突破できそうにない状況でも、少し時間が経てば、トイレ休憩から戻るフリをして潜り込むことも可能だ。
大企業の要人だけに、参列者の献花やスピーチは相当長いが、それが終わると、食べ放題の食事会が開かれる。
会場には懐石や高級寿司の有名店が出店していたり、見たことのないような美味そうな料理がこれでもかと並ぶ。そいつを神妙な顔付きで皿に取ってたらふく食べて、ついでにビールや日本酒も飲んで、最後に引き出物まで頂戴して帰る。
参列者が多いだけに、互いに顔を知らない場合がほとんど。誰にも疑われずに、高級料理をタダでいただけてしまう。
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